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金剛石の騎士たち 30
三十二日目~三十五日目 割愛
三十六日目
オリノコは、夜、一人目を覚ました。体中に激痛が走る。
苦痛にうなりつつ、辺りを見回しこざっぱりとした部屋に寝かされていることを見て取った。
「カント?・・・そうか、私はあの悪魔どもに」
しばらくして見舞いに来たチームNの僧侶アドアに、事のいきさつを聞くことができた。
自分たちが地下4階で全滅したこと。チームN、Eともに少なからぬ被害を受けつつもたった五日で5人を救助することに成功したこと。
今復活したのはオリノコだけであり、その費用はチームEから出ていること。
全員の武具などがほとんど消失してしまっていること。
そして、戦士カースムが救助前にすでにロストしていたこと。
大柄で陽気な、裏表のない好漢。
周囲のカースムに対する評価は一様に同じようなもので、もちろん「堅物」と評されるオリノコもそれはかわらなかった。むしろ、チーム内でもっとも信頼を寄せていたのだったが、その戦士はもう、いない。
アドアが尋ねた。これからどうするのか?
これ以上、どちらのチームも援助できそうもないうえに、チームEにつくった借金を返さねばならず、あわせて仲間たちを復活させるための資金も用立てないといけない。
「どのみち、多くのモノを借りて皆でここまできたんだ。返すまで、続けるしかない」
そういって彼は、また剣をとるのだった・・・
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と、いうわけで今作初の全滅でした。
相手はまず、ノーシーアムスワームに不意打ちくらってラハが死亡。
傷を癒しきれないまま、帰還途中にヘルマスターとヘルハウンドの地獄ペアにあっさりと。
ツザリク、ダルト、ブレスブレスブレス・・・一方的でした。
救助作戦は「少なからぬ被害を受けつつも」5日でなんとかなりました。
無論、MALORは使えませんので、5人で歩いていくのですが厳しい厳しい。
主だった被害はマルタボーやシン・シロがスクライルにドレインを受けてしまった!とか
チームEがすわ、二次遭難か?になるはめのぎりぎりの戦いを繰り広げ4人死亡したとか。
それでも、カースム一人の被害で済んだだけ、まだマシだったのかもしれません。
・・・カースムのエピソードも用意していたんだが(泣)
次回、37日目は・・・ようやく、地下4階の攻略が見えてきます。
年内にはムリかもしれませんが。
我々が現在進まんとしている廃虚。
いわゆる迷宮第一層だが、ここにはどうも、4つの塔があったらしいことがわかってきた。
徐々に基部から沈んでいき、現在見えているのは最上階の部分ではないのだろうか。
沈む過程で、途中で崩れていなければだが。
そういうわけで、大きくわけて第一層は4つのフロアに分かれているようだ。
というか、4つの塔であれば今後ずっと同じような構造ではないのだろうか?
いや、待て。思い込みは危険だ。
沈んでからかなりの時間がたっていることははっきりしているから、下はどうなっていることやらわかったものではない。
さて、南西のフロアには小部屋が多く、モンスターどもも小者が多くて助かった。
しばらくはこのあたりで修行を積んだ。鍵のかかったドアがあったが今は入れないようだ。
続いて北西のフロア。なにやら祭壇があるようだが、中には入れず。
南東のフロアでは事件があった。詳細は割愛するが、なんと元は人間だったというモンスターどもが隠れ潜んでいる集落があったのだ!そして、漠然とではあるが、今、この地に何が起こっているのかがわかってきた。
目指すべきは塔の基部近くにいると思われる謎の笑うヤカン。
我々がなぜ記憶を失ってここにいるのか、ということもあわせて、そのヤカンとやらにはあわなければならないようだ。
北東のフロア。ここで下への階段に通じるドアを解放し、我々は廃虚の地下へと足を踏み入れたのだった。
*****
さて、仲間たちのことを若干説明せねばなるまい。
ヴォーク。褐色の肌を持つダークエルフで、槍使い。どこぞの王国のガードだったらしいが、へっぴり腰だ。どうせ見習いだったのだろうが、やる気ばかりが先行しているようであまり信用できん。
ゴーン。たくましいドワーフ。ドワーフだからたくましいのか?どちらが先でもいいが、その破壊力には皆が一目置いている。唯一の欠点はただひたすら遅いこと。訓練場の施設で計測したら素早さの数値は5だった。これで板金鎧を着ているから、鈍過ぎる。なんとかならんか。
アイ。暴力僧侶。敵どころかときには味方をもメイスで殴る怖い女だ。現時点でのダントツ撃墜王。
ピム。ホビットで盗賊。他に何がある?典型的なホビットだが、ニコチン中毒のようだ。いつもタバコがないと騒いでいる。口癖は「毒針かよっ!!・・・イテテ、タバコがあればミスらなかったのにさ」
シルメルフェル。ヴォークの姉、らしい。偽りの記憶でないとよいのだがな。ときには私以上の博識振りをひけらかす・・・が、なぜか私を「マスター」と呼ぶ。そのせいでなのかは知らんが、なぜか私がこの探索行でのリーダーを努めることになっている。悪い気はしないが。
トニカク。私だ。一応リーダーということになっている。
あと3人いるが、そいつらは次回。私とは反りがあわんとかいって一部別行動をとる連中だ。勝手にしろ。
次回は第2層。塔の3階、らしいが・・・
金剛石の騎士たち 29
三十一日目
チームN
地下4階を、歩く。
未探査のエリアはあとわずかなのだが、なかなかそこまでたどり着けない日々。
今日はいいところまでいったのだが、ダフニがレベルアップすることがわかり、無理せず引き返すことにした。
無事に帰還して、ダフニL12。
そして、久しぶりにそこそこ資金が余ったため、ボルタックに鑑定を依頼する。
今日持ち込んだ品は二つ。
結果は「極上の鎧」「極上の皮鎧」と極上が2つ。
安定感がさらに増したチームN。
チームE
他チームに遅れてやっとミスリルの鍵を入手したチームE。
通称「KOD’Sのルート」・・・つまりはKOD’Sの各アイテムがあった場所をたどることで自然とショートカットできるルートをたどって地下3階へ。
ここでもよそのチームと同じく鍵穴が4つある謎の扉を前に悩む一行。
すあま「今度は4つ?えーっと、今手持ち何個あったかな・・・ガッサム!」
ガッサム「はいはい、鍵係ですよ。
最初はさびた鍵でしたけど、交換して交換して、修道院の鍵になりましたな。
ミスリルの鍵は紋章と交換でしたから、今2つ。」
ケーニャ「赤がさびた鍵でぇ、黒が黒檀だっけ」
B「さ、さびた鍵を2つ拾うことができれば、一時的に4つになりますか」
マルタボー「そんな簡単な話ではないようだぞ・・・見ろ、これを。」
全員「んんんー!??」
よく鍵穴を見ると、その鍵穴はすべて同一の形だった。
ガッサム「ちょっとピックで探ってみるか。」
数分、扉の前で作業して、盗賊ガッサムは首を振った。
ガッサム「やっぱり、か。何のためか知らんが、全部同じ鍵を使うようだな」
すあま「シンプルでいいじゃないか。鍵の組み合わせで悩まなくてよかったよ」
マルタボー「(いつも頭脳労働は他人にやらせてる気が・・・)」
B「これにあう鍵、ですか。このフロアにあるといいですねぇ。
この辺からの敵が強烈過ぎて、私ほんっとうに怖いんですけどねぇ」
数戦の後、帰還したチームE。
B・スペイサーがL12になる。また、ようやく切り裂きの剣を入手。
チームG
その日、深夜を過ぎても、彼らのチームは結局帰ってこなかった・・・
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