SINCE 2009.6
メイン:ウィザードリィを中心とするダンジョンRPGの妄想プレイ日記が主でございます。
サブ:その他もろもろを書き連ねています。ジョジョとか音楽とか。
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金剛石の騎士たち 52.5
七十七日目 早朝
街のはずれ、地下迷宮への入り口。
厳重に管理されたその深遠へと続く穴の淵に、1人のエルフがたたずんでいた。
彼の名はカーディ。まだ陽が昇ったばかりのこの時間に、誰かを待っているのか・・・
マルタボー「珍しいな、お前が先に来ているとは」
カーディ「まあな、さすがに今日は特別だからな」
マルタボー「・・・まず間違いはないだろうさ。あの扉の奥に俺ですら感じられる凄まじい霊気があるんだから」
カーディ「私は初めてだからな、よくわからんが・・・勝算はあるのか」
マルタボー「怖気ずいたか、エルフ」
カーディ「怖気ずく、だと?この私がか」
マルタボー「そういう風にしか聞けなかったがな」
カーディ「ふん、無神経なドワーフに繊細なエルフの心を理解されるわけはないがな」
マルタボー「繊細、か!笑わせてくれる。エルフが皆そうなら、すあま姐さんも腹抱えて笑うだろうよ」
カーディ「スァーマーか・・・あいつは特別だったからな」
マルタボー「・・・過去になにがあったんだ、お前達は。思わせぶりな口をたたいていたようだったが」
カーディ「昔の、・・・ただの運が悪い女の話、だ。」
マルタボー「?」
カーディ「そうだな、今日帰ってきたら話すのもよいかもな。そら、他の連中も来たようだ」
大通りを、重武装で歩いてくる数人の人影を見つめながら、カーディは黙った。
マルタボーも、それ以上追求しなかった。
まずは目前の大仕事にとりかからねばならない。
事実上のリーダーとなっている彼には確認すべき事項、やらねばならぬことが山積みなのだから。
そして、準備を整えた一行は、深い地の底へと降りて行ったのだった。
七十七日目 早朝
街のはずれ、地下迷宮への入り口。
厳重に管理されたその深遠へと続く穴の淵に、1人のエルフがたたずんでいた。
彼の名はカーディ。まだ陽が昇ったばかりのこの時間に、誰かを待っているのか・・・
マルタボー「珍しいな、お前が先に来ているとは」
カーディ「まあな、さすがに今日は特別だからな」
マルタボー「・・・まず間違いはないだろうさ。あの扉の奥に俺ですら感じられる凄まじい霊気があるんだから」
カーディ「私は初めてだからな、よくわからんが・・・勝算はあるのか」
マルタボー「怖気ずいたか、エルフ」
カーディ「怖気ずく、だと?この私がか」
マルタボー「そういう風にしか聞けなかったがな」
カーディ「ふん、無神経なドワーフに繊細なエルフの心を理解されるわけはないがな」
マルタボー「繊細、か!笑わせてくれる。エルフが皆そうなら、すあま姐さんも腹抱えて笑うだろうよ」
カーディ「スァーマーか・・・あいつは特別だったからな」
マルタボー「・・・過去になにがあったんだ、お前達は。思わせぶりな口をたたいていたようだったが」
カーディ「昔の、・・・ただの運が悪い女の話、だ。」
マルタボー「?」
カーディ「そうだな、今日帰ってきたら話すのもよいかもな。そら、他の連中も来たようだ」
大通りを、重武装で歩いてくる数人の人影を見つめながら、カーディは黙った。
マルタボーも、それ以上追求しなかった。
まずは目前の大仕事にとりかからねばならない。
事実上のリーダーとなっている彼には確認すべき事項、やらねばならぬことが山積みなのだから。
そして、準備を整えた一行は、深い地の底へと降りて行ったのだった。
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