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魔導師トニカクの冒険譚 22
(今日もネタバレ大全開。プレイ予定のある方は読まぬが吉)
この数日、連続でサッキュバスが召喚された。幸先良いぞ(なにがだ)
地下2階物流区でみつけた4つのスイッチ。
物資輸送用パネル制御スイッチ・・・
様々な組み合わせを試してみないと先へ進めないようだ。
試行錯誤のすえ、どうにかたどり着いた居住区の閉ざされたドアの向こう。
そう、かなり前に発見していた、「決して開けてはならない」などと書かれたドアだ。
その玄室には何か巨大なものが倒れていた。
それは強靭な鎖に繋がれ、固く床に杭で繋ぎとめられていた。
どことなく不吉な予感がする。
ゆっくり慎重に接近したとき、足元に、何かきらめくカードのようなものが落ちている。
私がカードに手を伸ばした瞬間!
それは唸りを上げて縛鎖を弾き飛ばし、我々に襲い掛かってきた!
*アンチェインド・ワン*戦はこうして始まった。
相変わらず我がパーティの前衛はうまく攻撃を当てられないようだが、壁でありさえすれば良いのだ。
私の渾身のギガエナジーボルトが数発まともに決まり、それは轟音を立てて床に沈んだ。
誰も死人が出なかったのは幸いというべきか。
もう二度と甦らぬことを祈ろう。
床のカードを拾い上げた。
一種の身分証のようだ。行政府カードキー?
前回通れなかったあの扉へ生けるのだろうか。
体制を立て直して、行政区画と明記された扉へ向かう。
*行政区画*
*立ち入りには行政府の許可が必要です*
*2レベル以上の証明書の所有者のみ*
*行政府への立ち入りが許可されます*
*所有者は認証装置を使用してください*
扉の脇には複雑な機械。慎重な手つきで機械の隙間へと行政府のカードキーを差し込んだ。
*認証完了*
そして、地下城塞のB3F、行政区画へと侵入成功。
数歩も行かぬうちに、再びあの女性の姿があった。
城塞都市入り口で出会ったときと寸分変わらぬ姿で、そこに佇んでいる。
頭の中に、彼女からと思しき思念が伝わってくる・・・
拒絶、悲しみ、そして深い絶望。
言葉の形を成さない強大な思念波を、辛うじて歯を食いしばって受け止めた。
そうでもしなければ、彼女の思念の渦に押しつぶされてしまいそうだった。
彼女は沈鬱な面持ちでこちらを見ている。
ややあって、彼女が唇を動かした。
なぜ わたしの ことばは とどかない
彼女は言葉を発しなかった。
だがその唇の動きと、微かに届いた思念波からそう読み取った。
何か行動を起そうと思う前に再び彼女の姿は溶けるように消えて消滅してしまった。
「なぜ私の言葉は届かない?」
その思念は、微かな残り香のように脳裏に残り、やがて消えていった。
そのすぐ後ろの壁に、ちらちらと光る文字が浮かんでいる・・・
要は、電圧スイッチとやらを探さないと先へ進めないようだが、停電が発生するかも、ということらしい。魔法が効果を発揮しないということだろうか。
そのまま近くをうろついていると、魔法封じの罠の部屋やら
真っ暗でいかにも何かありそうな部屋やら。
そういった部屋は予想通りどこかのスイッチを探さなければ中をあらためることも出来ないようだ。
そんな中、強敵ブラスドラゴンとの遭遇!
ヴォークと私が石化してしまった。
大苦戦したものの、私の得意技ギガエナジーでどうにかこうにか勝利。
電圧コントロールルームを発見。
光る文字の下に、何かが付着している。
それは赤茶けた色で歪にのたくってかろうじて文字の態を成していた。
何者かが残した血文字であろうか?
そこにはこうある。
決し 光を して なら い
変異し る
化け物が
神よ求 たまえ
・・・意を決し、奥のスイッチを動かした。これで、これまでの暗かった部屋は明るくなったのか?
と、突如現れた亡霊!
ド・・・ノ・・・ドコナノ・・・
ワタシノ・・・カ・・・イ・・・
・・・ルシテ・・・・・・シテ・・・!
ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒィ!!
その名も無き霊の姿をしたものは、狂気を含んだけたたましい笑い声を上げながら再び闇の中へと溶けていった。
危険な存在だ。
あれとの交戦は避けたほうが良い。
私の冒険者としての感が、そう告げている。
そしてこれまで明るかった通路に出てみて驚いた。
これまでの警告文はこのことか・・・すべてダークゾーンとなっていた。
きっと、これまで暗かった部屋のみ明るくなり、そこ以外はすべてダークゾーンということなのだろうか。厭らしい造りだ。が、愚痴を言っても始まらない。
面倒な探索を開始するとするか。
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