SINCE 2009.6
メイン:ウィザードリィを中心とするダンジョンRPGの妄想プレイ日記が主でございます。
サブ:その他もろもろを書き連ねています。ジョジョとか音楽とか。
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円卓の生徒 9
・・・てきとうに書き散らしているからたった9回しか書いてないのか、と自分につっこみつつ。
PSP版円卓の生徒、プレイ日記。と言う名の雑記。
前回で、中ボスをすべて撃破し、いよいよ、最後の最後のボスの待ち受ける、「冥府の城」に向かいます。
全三層・・・と思われる城の第2層まできました。
この作品、あまり迷路で迷わすつもりはないようなんですが、この最後の城も造り自体はそれほど難しくはありませんでした、が。
やはりチームラ、殺しどころをわかっていらっしゃる。
第2層「闇王の間」の最後に待ち構えていたのはなんと通常ストーリーでのラスボス。
で、劣化・・・されているわけもなく、やはり強化されているのですがこれがまた強いのなんの。
現時点での最もレベルの高いメンバーで挑みましたが、さくっとやられてしまいました。
しばらくは、レベル上げの日々が続くようです。
とはいえ、これまでにも述べてきたとおり、今作特有の「トラップポイント」が随所にありますので、集中的に鍛え上げることが従来のWIZ系よりは易しいと思われます。
いや、簡単だと言う意味ではないんですけどね。
えさをしかけることで、あとでトレジャーを持った敵が引っかかるというものですが、そのエサが後半では曲者になります。
エサにもランクがあり、この最後半では求められるエサもけっこう高価なものが必要。あるていどまとめて入手可能ですけど、そこまでの苦労もそれなりにあるわけで、無限に無制限にできるわけじゃないんですよね。
さてさて、年内に全クリアできるのでしょうか。(びみょーだなぁ)
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・・・てきとうに書き散らしているからたった9回しか書いてないのか、と自分につっこみつつ。
PSP版円卓の生徒、プレイ日記。と言う名の雑記。
前回で、中ボスをすべて撃破し、いよいよ、最後の最後のボスの待ち受ける、「冥府の城」に向かいます。
全三層・・・と思われる城の第2層まできました。
この作品、あまり迷路で迷わすつもりはないようなんですが、この最後の城も造り自体はそれほど難しくはありませんでした、が。
やはりチームラ、殺しどころをわかっていらっしゃる。
第2層「闇王の間」の最後に待ち構えていたのはなんと通常ストーリーでのラスボス。
で、劣化・・・されているわけもなく、やはり強化されているのですがこれがまた強いのなんの。
現時点での最もレベルの高いメンバーで挑みましたが、さくっとやられてしまいました。
しばらくは、レベル上げの日々が続くようです。
とはいえ、これまでにも述べてきたとおり、今作特有の「トラップポイント」が随所にありますので、集中的に鍛え上げることが従来のWIZ系よりは易しいと思われます。
いや、簡単だと言う意味ではないんですけどね。
えさをしかけることで、あとでトレジャーを持った敵が引っかかるというものですが、そのエサが後半では曲者になります。
エサにもランクがあり、この最後半では求められるエサもけっこう高価なものが必要。あるていどまとめて入手可能ですけど、そこまでの苦労もそれなりにあるわけで、無限に無制限にできるわけじゃないんですよね。
さてさて、年内に全クリアできるのでしょうか。(びみょーだなぁ)
師走です、皆様多忙ですか?
泣いても笑ってもあと一ヶ月で今年も終わってしまいます。
いろいろあった2012年でしたが、なんとか乗り切ってきましたんで、最後のラストスパート、頑張りたいと思いますよ。
で、今読んでるのとあわせて、振り返ると2人の作家の本ばかり読んできたなぁとふと思いました。
私の悪いくせで、「作品」ではなく「作家」で本を読む傾向にあるため、一人にはまるとその過去作、関連作をすべて読破しないと気がすまない傾向にあります。
今年は宮部みゆきと貴志雄介。もうこればっか。
自分の中では、宮部みゆきはもう鉄板でありほぼ全作品を読んでいるのですが、直近では「小暮写真館」が秀逸でした。
テーマだけを見ると凄惨なものになりやすい「家族の死別、離別」「死後の世界、心霊写真」「いじめ、自殺」などなどを扱っているのにもかかわらず、読後の感想はほっこりとしてしまう、まさに作家性がモロに?反映された素晴らしい作品でした。
青春っていいなぁ。
で、貴志雄介。つい最近までまったくノーマーク(失礼!)だったこの人の作品を、特に秋頃から集中して読んでいます。
「黒い家」「クリムゾンの迷宮」「天使の囀り」「新世界より」をノンストップで立て続けに読みました。
よくまぁ、これだけジャンルばらばらな作品群を描けるなぁ・・・というのが感想ですか。
今調べると、映像化されているのもけっこうあるんですね。まったく知りませんでした。
4作ともそれぞれに語りたいのですが、「クリムゾンの迷宮」がまさかのゲームブック(!!)を題材にしたサスペンスもので、なんの予備知識もなく読んだ身としては衝撃。ま、設定が奇抜すぎてそりゃーねーよって部分もありましたが、小道具にゲームブック持ってくるか普通。びっくりです。
そして「新世界より」。これもまったくの予備知識なしで読み、こりゃー凄いSFだぞ!と一人興奮し。
絶対に映像化は無理だよなぁと思いつつWEBで調べたら、漫画やらアニメ化やらと。
・・・つねに周囲のトレンドとやらに、乗り遅れている私なのでした。
泣いても笑ってもあと一ヶ月で今年も終わってしまいます。
いろいろあった2012年でしたが、なんとか乗り切ってきましたんで、最後のラストスパート、頑張りたいと思いますよ。
で、今読んでるのとあわせて、振り返ると2人の作家の本ばかり読んできたなぁとふと思いました。
私の悪いくせで、「作品」ではなく「作家」で本を読む傾向にあるため、一人にはまるとその過去作、関連作をすべて読破しないと気がすまない傾向にあります。
今年は宮部みゆきと貴志雄介。もうこればっか。
自分の中では、宮部みゆきはもう鉄板でありほぼ全作品を読んでいるのですが、直近では「小暮写真館」が秀逸でした。
テーマだけを見ると凄惨なものになりやすい「家族の死別、離別」「死後の世界、心霊写真」「いじめ、自殺」などなどを扱っているのにもかかわらず、読後の感想はほっこりとしてしまう、まさに作家性がモロに?反映された素晴らしい作品でした。
青春っていいなぁ。
で、貴志雄介。つい最近までまったくノーマーク(失礼!)だったこの人の作品を、特に秋頃から集中して読んでいます。
「黒い家」「クリムゾンの迷宮」「天使の囀り」「新世界より」をノンストップで立て続けに読みました。
よくまぁ、これだけジャンルばらばらな作品群を描けるなぁ・・・というのが感想ですか。
今調べると、映像化されているのもけっこうあるんですね。まったく知りませんでした。
4作ともそれぞれに語りたいのですが、「クリムゾンの迷宮」がまさかのゲームブック(!!)を題材にしたサスペンスもので、なんの予備知識もなく読んだ身としては衝撃。ま、設定が奇抜すぎてそりゃーねーよって部分もありましたが、小道具にゲームブック持ってくるか普通。びっくりです。
そして「新世界より」。これもまったくの予備知識なしで読み、こりゃー凄いSFだぞ!と一人興奮し。
絶対に映像化は無理だよなぁと思いつつWEBで調べたら、漫画やらアニメ化やらと。
・・・つねに周囲のトレンドとやらに、乗り遅れている私なのでした。
円卓の生徒 8
エンディング後、様々なイベントをこなしつつ真の?ボスがいる冥府へと向かうため、これまで通ってきた迷宮をまた探索する羽目になりました。
異世界に通じる魔法の鏡=ゲートを通り、「鏡の迷宮」という裏マップへ。
これまでの各迷宮に一つづつゲートがあるらしく、そこに待ち構える中ボスを倒していきます。
この裏マップ、これまでの各迷宮と比べてもかなり小さくて凝った仕掛けなどもなし。
トラップポイントも比較的近くにあり、稼ぎにはもってこいの環境ですね。
ここでしばらく各生徒たちのレベル調整をしつつ、順次中ボスを倒していき、残るはたぶん、一匹、かなぁ。
おそらくはこれで最後の迷宮につながるゲートが開かれ、物語もクライマックスに向かうはずです。
年内には、一通りのプレイは終わるのではないか、と目論見をしています。
・・・けど年末だぞ、おい。暇つくれるかな?
エンディング後、様々なイベントをこなしつつ真の?ボスがいる冥府へと向かうため、これまで通ってきた迷宮をまた探索する羽目になりました。
異世界に通じる魔法の鏡=ゲートを通り、「鏡の迷宮」という裏マップへ。
これまでの各迷宮に一つづつゲートがあるらしく、そこに待ち構える中ボスを倒していきます。
この裏マップ、これまでの各迷宮と比べてもかなり小さくて凝った仕掛けなどもなし。
トラップポイントも比較的近くにあり、稼ぎにはもってこいの環境ですね。
ここでしばらく各生徒たちのレベル調整をしつつ、順次中ボスを倒していき、残るはたぶん、一匹、かなぁ。
おそらくはこれで最後の迷宮につながるゲートが開かれ、物語もクライマックスに向かうはずです。
年内には、一通りのプレイは終わるのではないか、と目論見をしています。
・・・けど年末だぞ、おい。暇つくれるかな?
災禍の中心に在る者 ~あとがき~
というわけで、2011年10月にスタートした争奪戦第4弾、WIZ5のノーリセットプレイ日記は、一年を越え、中断期間もありつつも、どうにかこうにか終了いたしました。
ふぅー、今回は今までのなかで完全に失敗でしたね。
そもそも「リセット」してしまった時点で、企画として失敗です。
これはもう、私の覚悟が足りなかった、というしかないです。
そして、「ノーリセット」に対する認識をあらためて強烈に思い起こさせてくれました。
なぜドM中のドMなプレイスタイルをわざわざさらしているのか、ということですね。
岸辺露伴(byJOJO4部)の言葉を借りるとシンプルに「読んでもらうため」。
ノーリセットだって言ってるのにリセットしてたら、そりゃ、ねぇ・・・幾ら過疎なブログとはいえそれはないでしょ、と。
はい、反省ここまで。
だらだら言い訳書いても、やってしまったものは仕方がない。
次に活かさないと、ですよね、反省は。
さて、ぐれたさんご指摘にもありましたが今回は全滅後のキャラロスト(事実上)がかなり厳しかった印象です。いったい全体、アーサーやチームEの遺体はどこにあるのか・・・
やはり正方形のマップではないことが影響しているのでしょうか?
もはや検証はできませんが、いつかプレイする予定のニューエイジではどうなのか、気になるところです。
イレイサーの依頼主である謎の村正を狩る組織ですが、不完全燃焼ですんで次のプレイ日記にその設定を引き継ごうかなぁなどと思っています。ちなみにネタ元はチームラのチーフの発言だった「村正被害者の会」・・・それで察してください(笑)。
私自身、これまでの普通のプレイでもノーリセットでも、とにかく村正にほとんど縁がなかったものですから。
その怨念、ということで。
ああ、でも今年はDSエルミ2や今作、クロブラでそれぞれ見つけているので3本も見つけたことになるんだなぁ。大漁大漁。
最後に、キャラ応募していただいたMarutabo様、シヴァ様、マカーブル様、エルアキ様、および多数のコメントをいただきました皆様、長い間ありがとうございました。
******
で、争奪戦第5弾。(まだやるのか)
まだ時期未定ですが、また性懲りもなく取り組みたいと思っています。
どの作品にするのかが、決まらないんですけどねぇ・・・
というわけで、2011年10月にスタートした争奪戦第4弾、WIZ5のノーリセットプレイ日記は、一年を越え、中断期間もありつつも、どうにかこうにか終了いたしました。
ふぅー、今回は今までのなかで完全に失敗でしたね。
そもそも「リセット」してしまった時点で、企画として失敗です。
これはもう、私の覚悟が足りなかった、というしかないです。
そして、「ノーリセット」に対する認識をあらためて強烈に思い起こさせてくれました。
なぜドM中のドMなプレイスタイルをわざわざさらしているのか、ということですね。
岸辺露伴(byJOJO4部)の言葉を借りるとシンプルに「読んでもらうため」。
ノーリセットだって言ってるのにリセットしてたら、そりゃ、ねぇ・・・幾ら過疎なブログとはいえそれはないでしょ、と。
はい、反省ここまで。
だらだら言い訳書いても、やってしまったものは仕方がない。
次に活かさないと、ですよね、反省は。
さて、ぐれたさんご指摘にもありましたが今回は全滅後のキャラロスト(事実上)がかなり厳しかった印象です。いったい全体、アーサーやチームEの遺体はどこにあるのか・・・
やはり正方形のマップではないことが影響しているのでしょうか?
もはや検証はできませんが、いつかプレイする予定のニューエイジではどうなのか、気になるところです。
イレイサーの依頼主である謎の村正を狩る組織ですが、不完全燃焼ですんで次のプレイ日記にその設定を引き継ごうかなぁなどと思っています。ちなみにネタ元はチームラのチーフの発言だった「村正被害者の会」・・・それで察してください(笑)。
私自身、これまでの普通のプレイでもノーリセットでも、とにかく村正にほとんど縁がなかったものですから。
その怨念、ということで。
ああ、でも今年はDSエルミ2や今作、クロブラでそれぞれ見つけているので3本も見つけたことになるんだなぁ。大漁大漁。
最後に、キャラ応募していただいたMarutabo様、シヴァ様、マカーブル様、エルアキ様、および多数のコメントをいただきました皆様、長い間ありがとうございました。
******
で、争奪戦第5弾。(まだやるのか)
まだ時期未定ですが、また性懲りもなく取り組みたいと思っています。
どの作品にするのかが、決まらないんですけどねぇ・・・
災禍の中心に在る者 30
・・・そこは迷宮の深奥。
いつ、誰が建立したのか誰も知らない、しかし確かに此処に存在する寺院。
訪れるものは誰もいないはずの、その隠された寺院の主は、考える。
自分はいつから、そしていつまで此処に在りつづけるのだろうか?
ララ・ムームーという、名と力を与えられてからどれほどの時がたったのか定かではない。
答えのない自問自答をしながら、悠久の時をまどろんでいたその生命体は、今、奮えていた。
誰も来ないはずの寺院に、何度となく訪れるかよわき来客。
その都度、本能のままに幾たびも踏みつけ、ブレスを吐き出し、凶悪な魔法を用いてその闖入者を追い払った。
しかし、何を目的としてか、その一団はもう三度もララ・ムームーの下を訪れ、そのたびに撃退されていた。
「またも、来るか・・・」そうひとりごちた彼の視界に、闖入者が入ってきた。
しかし、一番小さな者の手にある、あの得物は・・・まさか・・・「我を終らせるもの」か?
激闘の末、謎のエジプト人、ララ・ムームーの意識は、ホビットの携えた「妖刀」によって永遠に断絶された。
それがララ・ムームーの望みだったのかどうかはわからないが、倒されたその刹那、その生物は確かに笑っていたという。
*********
リルガミン郊外にて。

グエロ「くどいようだけどな、本当にいいのか?」
ソレイユ「まったくね、これだけ苦労したのに、あっさりとまぁ」
パドミニ「・・・ま、本人が決めたことだし。」
ムゥボ「でもさ、でもさー。」
メーヴ「皆には、申し訳ないんだけど。伝説の刀が実在するって証明できたからもういいんだ。あんな話も聞いちゃったし」
ムゥボ「うー。このおっさんに騙されてるんじゃないかなぁ・・・」
チャン「うむ。きちんとワシがヒノモトに帰って安置するから安心するが良い。では、皆も達者でな・・・Loktofeit!!」
*********
ソレイユ「行っちゃった。」
パドミニ「行ったわねぇ。遠い東の果てまで。」
グエロ「まさかチャンが『例の組織』の要職だなんてな、とんだ茶番だったな」
パドミニ「久しぶりに、ほんっとおおおにっ驚いたわ」
グエロ「つらっと言うんだもんな、それがしにゆずってくれんかって」
ソレイユ「イレイサーたちとは別働隊っていうのが、ちょっと眉唾だけど」
メーヴ「もういいよ。本当に呪われているんでしょう?あの刀。おもしろ半分に持っていていいものじゃないってこともわかったし。」
ムゥボ「お前はなんでも信じるなぁ・・・だから、それがウソなんじゃないかなって」
パドミニ「済んでしまったものは仕方がないでしょ?男のくせにいつまでもウジウジと」
グエロ「まぁまぁ。それよりもこれからどうするんだ、みんなは?」
パドミニ「ソレイユの護衛でここにきたんだけど、もう護衛は必要なさそうだし。休んでから南のほうにでも行こうかなぁ」
ソレイユ「そうね、もともと私が政略結婚が嫌で逃げ出してきたのがここにいるきっかけなんだから、人生ってわからないわ」
グエロ「・・・おい、初めて聞いたぞ、そんな話」
ソレイユ「それはもちろん内緒にしてたからじゃない。わたしはこの街で自分の店を構えたいわね。マジックアクセサリーの専門店なんてどうかしらね」
メーヴ「いいね、それ。ボクたちは家に帰るかな。義父さん待ってるだろうし。ね、ムゥボ」
ムゥボ「え、やっぱ俺も帰るのか?・・・まーしゃーないか。久しぶりに顔でも見に行くとするか。で、グエロはどうすんだい」
グエロ「私もいつの間にか当初の目的は達してましたしね。」
ムゥボ「?」
グエロ「マンフレッティに弟子入りするのが目的だったんですよ。でも地の底で幽霊になってりゃ世話ないですからね」
パドミニ「あのプレイハウス作った奴に弟子入り?気が知れないわね」
グエロ「いや、アーサーのこともありましたしね、今は思ってませんけど。と、それよりも。」
パドミニ「それよりも?」
グエロ「チャンやイレイサーの所属している、村正を狩る組織って言うのに俄然興味が沸いてましてねぇ、追っかけて東の果てに行ってみようかと。」
パドミニ「・・・止めない。止めないけど、きっと死ぬよ。」
ムゥボ「やめとけって。お前まで村正に狂っちまったか?」
グエロ「だ、誰も賛成してくれないんですか・・・がっくし。冒険者のくせに知的好奇心はないのかなぁみんなは・・・ぶつぶつ」
メーヴ「なんだかヒドイ言われようだね(苦笑)でもまぁ気が向いたら、ね」
こうして、長かった一つの冒険が幕を閉じた。
このあと、彼らが東の果ての国に向かったのかどうか、記録には残っていないが
これより数年後、伝説といわれていた妖刀が数本、西の諸国に交易ルートで流れてきたのは紛れもない事実である。
彼らとの因果関係があるかどうかは、不明につき・・・
災禍の中心に在る者
THE END
・・・そこは迷宮の深奥。
いつ、誰が建立したのか誰も知らない、しかし確かに此処に存在する寺院。
訪れるものは誰もいないはずの、その隠された寺院の主は、考える。
自分はいつから、そしていつまで此処に在りつづけるのだろうか?
ララ・ムームーという、名と力を与えられてからどれほどの時がたったのか定かではない。
答えのない自問自答をしながら、悠久の時をまどろんでいたその生命体は、今、奮えていた。
誰も来ないはずの寺院に、何度となく訪れるかよわき来客。
その都度、本能のままに幾たびも踏みつけ、ブレスを吐き出し、凶悪な魔法を用いてその闖入者を追い払った。
しかし、何を目的としてか、その一団はもう三度もララ・ムームーの下を訪れ、そのたびに撃退されていた。
「またも、来るか・・・」そうひとりごちた彼の視界に、闖入者が入ってきた。
しかし、一番小さな者の手にある、あの得物は・・・まさか・・・「我を終らせるもの」か?
激闘の末、謎のエジプト人、ララ・ムームーの意識は、ホビットの携えた「妖刀」によって永遠に断絶された。
それがララ・ムームーの望みだったのかどうかはわからないが、倒されたその刹那、その生物は確かに笑っていたという。
*********
リルガミン郊外にて。
グエロ「くどいようだけどな、本当にいいのか?」
ソレイユ「まったくね、これだけ苦労したのに、あっさりとまぁ」
パドミニ「・・・ま、本人が決めたことだし。」
ムゥボ「でもさ、でもさー。」
メーヴ「皆には、申し訳ないんだけど。伝説の刀が実在するって証明できたからもういいんだ。あんな話も聞いちゃったし」
ムゥボ「うー。このおっさんに騙されてるんじゃないかなぁ・・・」
チャン「うむ。きちんとワシがヒノモトに帰って安置するから安心するが良い。では、皆も達者でな・・・Loktofeit!!」
*********
ソレイユ「行っちゃった。」
パドミニ「行ったわねぇ。遠い東の果てまで。」
グエロ「まさかチャンが『例の組織』の要職だなんてな、とんだ茶番だったな」
パドミニ「久しぶりに、ほんっとおおおにっ驚いたわ」
グエロ「つらっと言うんだもんな、それがしにゆずってくれんかって」
ソレイユ「イレイサーたちとは別働隊っていうのが、ちょっと眉唾だけど」
メーヴ「もういいよ。本当に呪われているんでしょう?あの刀。おもしろ半分に持っていていいものじゃないってこともわかったし。」
ムゥボ「お前はなんでも信じるなぁ・・・だから、それがウソなんじゃないかなって」
パドミニ「済んでしまったものは仕方がないでしょ?男のくせにいつまでもウジウジと」
グエロ「まぁまぁ。それよりもこれからどうするんだ、みんなは?」
パドミニ「ソレイユの護衛でここにきたんだけど、もう護衛は必要なさそうだし。休んでから南のほうにでも行こうかなぁ」
ソレイユ「そうね、もともと私が政略結婚が嫌で逃げ出してきたのがここにいるきっかけなんだから、人生ってわからないわ」
グエロ「・・・おい、初めて聞いたぞ、そんな話」
ソレイユ「それはもちろん内緒にしてたからじゃない。わたしはこの街で自分の店を構えたいわね。マジックアクセサリーの専門店なんてどうかしらね」
メーヴ「いいね、それ。ボクたちは家に帰るかな。義父さん待ってるだろうし。ね、ムゥボ」
ムゥボ「え、やっぱ俺も帰るのか?・・・まーしゃーないか。久しぶりに顔でも見に行くとするか。で、グエロはどうすんだい」
グエロ「私もいつの間にか当初の目的は達してましたしね。」
ムゥボ「?」
グエロ「マンフレッティに弟子入りするのが目的だったんですよ。でも地の底で幽霊になってりゃ世話ないですからね」
パドミニ「あのプレイハウス作った奴に弟子入り?気が知れないわね」
グエロ「いや、アーサーのこともありましたしね、今は思ってませんけど。と、それよりも。」
パドミニ「それよりも?」
グエロ「チャンやイレイサーの所属している、村正を狩る組織って言うのに俄然興味が沸いてましてねぇ、追っかけて東の果てに行ってみようかと。」
パドミニ「・・・止めない。止めないけど、きっと死ぬよ。」
ムゥボ「やめとけって。お前まで村正に狂っちまったか?」
グエロ「だ、誰も賛成してくれないんですか・・・がっくし。冒険者のくせに知的好奇心はないのかなぁみんなは・・・ぶつぶつ」
メーヴ「なんだかヒドイ言われようだね(苦笑)でもまぁ気が向いたら、ね」
こうして、長かった一つの冒険が幕を閉じた。
このあと、彼らが東の果ての国に向かったのかどうか、記録には残っていないが
これより数年後、伝説といわれていた妖刀が数本、西の諸国に交易ルートで流れてきたのは紛れもない事実である。
彼らとの因果関係があるかどうかは、不明につき・・・
災禍の中心に在る者
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